昭和初期頃かと推測。
磁石式 デルビル機、オリジナル背板、電池箱付き。

手動交換機に接続し、内線通話で使用していました。
カーボンマイクはガリが酷く、通話が困難であったために、2石かでコンデンサマイクを内部に組み込んでいます。
感度はラッパが付いてかなり良いです。
駆動は9V電池でバッテリー箱の配線に繋いで使います。
写真の東芝のドライバッテリーは使えないので付属しません。

L1 L2が通話用、BXがベル用回線で、使っていた交換機がオンフックを検知する共電型でしたので、ハンドルで呼び出しはしていませんでしたが、磁石式機同士を繋いで1:1で使う場合は、ハンドルの発電機を回して先方を呼び出し、通話出来ます。
交換機がない時は1:1で使用していた時期もあり。
ハンドルを回すと、モニタでベルが鳴ります。(接続で断にも可能)

ベルは2音で、響きはあまり良くないですが磨けば良くなるでしょうが、この風合いとあんまり音が大きくない方が良かったのでそのままにしてます。

ハンドセットはマグネチック型でオリジナル。欠けなし。

自動交換機に変えてから、ダイヤルが無いと呼び出しが出来なく(着信だけ)以来使っておらず、久しぶりに内部を見るとマイクの配線蝶番の接触不良を改善する為の線が折れてしまっていたりするので、手直しが必要なインテリアの場合はそのままでも、ワックスで仕上げて頂く等、手入れを楽しめる方向き。

板の下部分の止めネジ部が割れあり。

その為、見落としがあるかも分からないので、NCNRを守れる方に。